プライマリケア医もできる! 関節リウマチ診療 プライマリケア医もできる関節リウマチ診断
コミュニケーションの基本
金子 祐子
1
1慶応義塾大学 医学部リウマチ内科
キーワード:
医師-患者関係
,
関節リウマチ
,
コミュニケーション
,
患者アドヒアランス
,
動機付け面接
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Communication
,
Physician-Patient Relations
,
Medication Adherence
,
Motivational Interviewing
pp.1135-1138
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016214741
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近年,関節リウマチ(RA)の治療薬は大きく進歩し,treating RA to target(T2T)戦略に沿って治療することで患者予後は著明に改善したが,患者のアドヒアランスによっては効果が減少する可能性がある.治療アドヒアランスを向上するためには,医師は患者のアドヒアランス低下要因を,患者は長期的視野での治療の重要性を理解することが必要であり,その際には医師-患者間の良好なコミュニケーションが必須である.T2T実践のためのコミュニケーションスキルとして,動機づけ面接(MI)をトレーニングするためのT2T CONNECTが組織され,全世界で活動が展開されている.
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