心臓弁膜症-初期診断・治療・管理のすべて 心臓弁膜症に関連する諸問題 内科医による管理
Warfarinと新規抗凝固薬の使い方
奥山 裕司
1
1大阪大学 大学院循環器内科先進心血管治療学寄附講座
キーワード:
Warfarin
,
抗凝固剤
,
消化管出血
,
心房細動
,
多剤併用療法
,
脳出血
,
血小板凝集阻害剤
,
Apixaban
,
Dabigatran
,
Rivaroxaban
,
Edoxaban
,
経皮的冠状動脈インターベンション
,
心房細動-非弁膜症性
Keyword:
Rivaroxaban
,
Dabigatran
,
Anticoagulants
,
Atrial Fibrillation
,
Drug Therapy, Combination
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Platelet Aggregation Inhibitors
,
Warfarin
,
Intracranial Hemorrhages
,
Percutaneous Coronary Intervention
,
Apixaban
,
Edoxaban
pp.449-452
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015342251
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新規抗凝固薬はリウマチ性僧帽弁狭窄症と人工弁で使用できない.NOACは大規模試験で検証されたCHADS2スコアの患者で使用されるべきであり,各試験で対照としたwarfarin治療の質が大きく異なることに留意する.減量基準を設けて検証された薬剤の性能は,その減量基準を守る範囲で発揮されるものと考え,厳格に減量基準を守るべきである.とくに心房細動患者では,まずPCIありきではなく,PCIがDAPTと抗凝固療法併用期間の頭蓋内出血の増加に優るメリットがあるかどうかを考えるべきである.
©Nankodo Co., Ltd., 2015