これだけは知っておきたい! 内科医のための栄養療法 これだけは知っておきたい栄養管理の基礎知識
栄養管理の進め方
清水 健一郎
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1済生会宇都宮病院 糖尿病・内分泌内科
キーワード:
C-Reactive Protein
,
Serum Albumin
,
栄養状態
,
栄養評価
,
エネルギー摂取量
,
飢餓
,
危険因子
,
栄養管理
,
栄養失調
,
リフィーディング症候群
,
栄養素許容上限摂取量
Keyword:
Energy Intake
,
C-Reactive Protein
,
Nutritional Status
,
Risk Factors
,
Starvation
,
Serum Albumin
,
Nutrition Assessment
,
Malnutrition
,
Nutrition Therapy
,
Refeeding Syndrome
pp.15-19
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015060506
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栄養管理とは,適切な栄養の投与経路を選択し,適切な必要エネルギー量と適切な各栄養素の投与量を決めていくことである.慢性疾患に伴い生理機能が低下した場合は,栄養素の制限を行う.栄養状態の評価は,問診,身体所見,血液検査,体組成などを組み合わせて行う.低栄養状態の原因には,(1)飢餓による低栄養,(2)慢性疾患に関連した低栄養(悪液質),(3)急性疾患に関連した低栄養(侵襲),がある.栄養状態の指標として,血清アルブミンやCRPを確認する.三大栄養素量の過不足は,血中尿素窒素,中性脂肪,血糖などで確認する.低栄養状態が長期間続いていた患者に対する栄養管理では,リフィーディング症候群に注意する.
©Nankodo Co., Ltd., 2015