ウイルス肝炎診療の最前線と今後の展開 日常臨床のポイントと知っておきたい最新情報 B型肝炎の最新知見と治療最前線
B型肝炎に対するインターフェロン治療の効果とその位置づけ
玉城 信治
1
,
黒崎 雅之
,
泉 並木
1武蔵野赤十字病院 消化器科
キーワード:
Interferons
,
肝炎-B型
,
肝硬変
,
肝臓腫瘍
,
B型肝炎表面抗原
,
Lamivudine
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
発癌
,
Polyethylene Glycol-Interferons
,
セロコンバージョン
Keyword:
Seroconversion
,
Hepatitis B
,
Hepatitis B Surface Antigens
,
Interferons
,
Liver Cirrhosis
,
Liver Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Lamivudine
,
Carcinogenesis
pp.693-697
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014127391
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HBs抗原の消失がB型肝炎治療の目標である.HBs抗原の消失を目的として,B型慢性肝炎に対してPeg-IFNが第一選択薬となる.Peg-IFNと核酸アナログを比較すると,治療反応例ではPeg-IFNにおいて高率にHBV DNA陰性化,HBe抗原セロコンバージョン,HBs抗原陰性化を得ることができる.核酸アナログにPeg-IFNを組み合わせるシークエンシャル治療によって,より高率にHBs抗原陰性化を得られる可能性がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2014