末梢動脈疾患(PAD) 増加する動脈硬化性疾患,適切な診断と治療法 PADの保存的治療と血行再建術
鎖骨下動脈 血管内治療の有用性
中村 淳
1
1新東京病院 循環器科
キーワード:
鎖骨下動脈盗血症候群
,
カテーテル法
,
感覚異常
,
血管開存性
,
血管造影
,
めまい
,
ステント
,
動脈硬化症-閉塞性
,
発生率
,
疲労
,
治療成績
,
血管内治療
,
鎖骨下動脈閉塞症
Keyword:
Catheterization
,
Angiography
,
Arteriosclerosis Obliterans
,
Fatigue
,
Paresthesia
,
Subclavian Steal Syndrome
,
Vertigo
,
Vascular Patency
,
Stents
,
Incidence
,
Treatment Outcome
,
Endovascular Procedures
pp.47-53
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013077127
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・鎖骨下動脈閉塞性動脈硬化症は側副血行路が発生しやすく発見するのがむずかしい.そして右より左鎖骨下動脈に4~5倍の頻度で発生している.・鎖骨下動脈閉塞性動脈硬化症の症状としては,(1)上肢(罹患上肢)の易疲労感,(2)冷感,(3)手指の感覚異常,(4)鎖骨下動脈盗血症候群(SSS)としてのめまい,頭痛,失神等である.・鎖骨下動脈閉塞性動脈硬化症のカテーテル治療にてステントを使用する手技は比較的簡便で,しかも慢性期再狭窄がきわめて少なく有用な治療である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013