末梢動脈疾患(PAD) 増加する動脈硬化性疾患,適切な診断と治療法 PADの保存的治療と血行再建術
腎動脈 血行再建術の適応と期待できる効果
松野 俊介
1
1心臓血管研究所附属病院 循環器内科
キーワード:
狭心症-不安定
,
血管造影
,
高血圧-腎血管性
,
腎循環
,
腎動脈閉塞症
,
心不全
,
ステント
,
臨床試験
,
血管形成術
,
重症度指標
,
治療成績
,
腎虚血
Keyword:
Angina, Unstable
,
Angiography
,
Clinical Trials as Topic
,
Heart Failure
,
Hypertension, Renovascular
,
Severity of Illness Index
,
Renal Artery Obstruction
,
Renal Circulation
,
Stents
,
Treatment Outcome
,
Angioplasty
pp.55-62
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013077128
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・腎動脈狭窄に対して十分な評価なしにやみくもに血行再建術を行うことは,患者に利益をもたらさないばかりか,単なる害悪となる恐れがあることを肝に銘じるべきである.・腎動脈狭窄に対する血行再建術の目的は,狭窄による腎灌流の低下を解除することによって,それに引き続く病態の改善を得ることである.したがって,その適応決定のためには,腎動脈狭窄に起因する病態が存在することと,腎動脈狭窄の重症度を正確に評価することが欠かせない.
©Nankodo Co., Ltd., 2013