心不全治療の新展開-外科医との共働による新たな治療戦略
《心不全に対する非薬物治療の新展開》 心臓再同期療法の新しいエビデンス
中井 俊子
1
,
平山 篤志
1日本大学 医学部内科学系循環器内科分野
キーワード:
心エコー図
,
心筋疾患
,
心室
,
心拍数
,
心不全
,
生活の質
,
臨床試験
,
EBM
,
重症度指標
,
治療成績
,
心臓再同期療法
,
病態生理
Keyword:
Clinical Trials as Topic
,
Echocardiography
,
Heart Failure
,
Heart Ventricles
,
Heart Rate
,
Cardiomyopathies
,
Quality of Life
,
Severity of Illness Index
,
Treatment Outcome
,
Evidence-Based Medicine
,
Cardiac Resynchronization Therapy
pp.53-57
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011295248
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●心臓再同期療法(CRT)は心不全の治療として確立された治療である。●CRTは当初、NYHAIII度、IV度の重症心不全を対象としていたが、近年の臨床試験ではNYHAI度、II度の軽症心不全にも効果があることが示された。●約30%のノンレスポンダーが存在する。●レスポンダーの判定にはNYHAクラス、心機能、reverse remodelingなどが指標とされている。●AV delay、VV delayの至適化についてはまだ確立された見解はない。●CRT-D/CRT-Pの選択は患者の病態に応じて慎重に選択する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011