発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014063376
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症例は75歳男性で、71歳時より陳旧性下壁梗塞の加療中であったが、心不全を反復し、入退院を繰り返していた。今回、心不全の再燃と新たに左前下行枝(LAD)の90%狭窄を認め、手術目的で当科紹介となった。本症例は心不全を反復する成人左室心筋緻密化障害例であり、LAD #6近位部の90%狭窄と右冠状動脈#2の完全狭窄に対して冠状動脈バイパス術(CABG)、心臓再同期療法を施行した。術後は良好な心不全コントロールが得られ、術後32日目に独歩退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013