心不全治療の新展開-外科医との共働による新たな治療戦略
《心不全に対する非薬物治療の新展開》 心不全に合併する不整脈の非薬物治療
山下 武志
1
1心臓血管研究所
キーワード:
一回拍出量
,
運動負荷試験
,
心室
,
心室細動
,
心不全
,
心房細動
,
生存率
,
電気的除細動
,
頻拍-心室性
,
不整脈
,
EBM
,
カテーテル切除術
,
植込み型除細動器
,
心臓再同期療法
Keyword:
Arrhythmias, Cardiac
,
Atrial Fibrillation
,
Exercise Test
,
Electric Countershock
,
Heart Failure
,
Heart Ventricles
,
Stroke Volume
,
Ventricular Fibrillation
,
Survival Rate
,
Tachycardia, Ventricular
,
Defibrillators, Implantable
,
Catheter Ablation
,
Evidence-Based Medicine
,
Cardiac Resynchronization Therapy
pp.66-70
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011295251
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●狭義の抗不整脈薬には、心不全に合併する不整脈に対して生命予後向上をもたらす効果はない。●心不全合併心房細動に対しては、カテーテルアブレーション、ablate & pace療法という2つの非薬物治療がある。●心不全合併心室頻拍・心室細動に対して植込み型除細動器もしくは心臓再同期療法(CRT)は唯一生命予後の向上をもたらす治療ツールである。●心不全患者において、心房細動に対する非薬物治療、あるいは心室性不整脈に対するカテーテルアブレーションの選択は個別の症例ごとに選択すべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2011