虚血性心疾患の最近の話題 虚血を見逃さない臨床から分子生物学まで
動脈硬化進展におけるmolecular imagingの現状と今後の臨床応用・展望
福田 大受
1
,
相川 眞範
1米国
キーワード:
Apolipoproteins E
,
炎症
,
蛍光染料
,
血管内皮
,
石灰沈着症
,
動脈硬化症-アテローム性
,
マクロファージ
,
アポトーシス
,
酸化ストレス
,
ノックアウトマウス
,
Matrix Metalloproteinase 2
,
内皮細胞
,
分子イメージング
,
NIRF Protein
Keyword:
Apolipoproteins E
,
Calcinosis
,
Fluorescent Dyes
,
Endothelium, Vascular
,
Macrophages
,
Inflammation
,
Apoptosis
,
Mice, Knockout
,
Oxidative Stress
,
Matrix Metalloproteinase 2
,
Endothelial Cells
,
Atherosclerosis
,
Molecular Imaging
,
UHRF2 Protein, Human
pp.507-513
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010305922
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動脈硬化プラークの破綻に引き続く血栓形成と、それによる血管閉塞によって生じる病態が重要視されている。血栓閉塞が発生する前に診断し、予防することが求められているが、従来の運動負荷や血管造影は、無症状の不安定プラークをスクリーニングする手段として必ずしも有効ではない。そこで、新しい画像診断法としてのmolecular imagingが注目されている。これは動脈硬化プラークの不安定化と破綻に関わるさまざまなbiological processを、最新鋭の画像診断技術を用いて可視化する技術であり、無症状の不安定プラークをスクリーニングするだけでなく、新しい治療法へのヒント・新たな病態の理解に関する情報をフィードバックすることも期待される。
©Nankodo Co., Ltd., 2010