特集 川崎病の今
急性期以降の治療 成人期に移行した川崎病
三谷 義英
1
1三重大学医学部附属病院 周産母子センター
キーワード:
炎症
,
血管内皮
,
妊娠管理
,
妊娠合併症-心臓血管系
,
川崎病
,
酸化ストレス
,
インターベンショナル超音波診断
,
光干渉断層撮影
,
生活習慣病
,
急性冠動脈症候群
,
小児医療から成人医療への移行
,
後遺症
Keyword:
Inflammation
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Ultrasonography, Interventional
,
Oxidative Stress
,
Prenatal Care
,
Pregnancy Complications, Cardiovascular
,
Endothelium, Vascular
,
Acute Coronary Syndrome
,
Tomography, Optical Coherence
,
Transition to Adult Care
pp.141-146
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021135339
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<Key Points>(1)川崎病冠後遺症は、循環器内科の重要な対象疾患の一つである。(2)川崎病冠後遺症(退縮瘤以上)は、成人移行の対象となる。(3)川崎病冠後遺症は、病態が成人の粥状硬化と異なるが、若年性急性冠症候群のリスク因子となる。(4)川崎病冠後遺症の管理は、生涯医療のなかで捉えられ、ライフステージに応じた管理が重要である。(5)成人期川崎病冠後遺症のエビデンスは乏しく、今後登録研究が重要である。
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