冠動脈疾患をめぐる最近の話題
冠動脈疾患の薬物治療の臨床エビデンス 糖尿病治療と冠動脈疾患の発症予防
中村 郁子
1
,
野出 孝一
1佐賀大学 循環器内科
キーワード:
冠動脈疾患
,
危険因子
,
血糖降下剤
,
糖尿病-2型
,
糖負荷試験
,
動脈硬化症-アテローム性
,
発生率
,
臨床試験
,
Advanced Glycosylation End Products
,
EBM
,
多施設共同研究
,
頸動脈内膜中膜肥厚度
Keyword:
Coronary Disease
,
Clinical Trials as Topic
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Glucose Tolerance Test
,
Hypoglycemic Agents
,
Risk Factors
,
Incidence
,
Multicenter Studies as Topic
,
Glycation End Products, Advanced
,
Evidence-Based Medicine
,
Atherosclerosis
,
Carotid Intima-Media Thickness
pp.430-434
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007325569
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糖代謝異常は冠動脈疾患の危険因子である。冠動脈疾患の発症予防として、糖代謝異常の早期発見、厳格な介入が必要である。大規模臨床スタディにおいて、糖尿病治療薬の選択により心血管イベントの発生率に有意差がみられるような報告があり、エビデンスに基づいた検討が必要である。危険因子の重複により冠動脈疾患のリスクが上昇するため、他の危険因子の管理も必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007