発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006025287
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46歳女.咳,後頸部痛,両上肢のふるえが出現し,自然経過で約2週間で消失した.咳が再度出現し,後頸部痛悪化し,両上肢のふるえも再度出現した.頸部MRIでC6/7椎体レベルに椎間板ヘルニアを認めた.脳波,視覚誘発電位,聴性誘発反応,末梢神経伝導速度,感覚誘発電位には異常を認めなかった.diazepam,loxoprofenを適宜使用し疼痛に対処したが,軽度の効果をみるのみであった.ミオクローヌスはdiazepam処方後もしばらく変化はなかったが,咳が軽快してくるとともにミオクローヌスも軽減し,咳とともに消失した.その後も後頸部痛は軽快するものの残存し続けた
©Nankodo Co., Ltd., 2005