発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005130155
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65歳女.パーキンソン病で長期臥床中に38℃台の発熱と腹部膨満感が出現し,諸検査の結果および臨床経過から次のような病態が推測された.腎盂結石による慢性的な尿路の鬱滞から腎盂の拡張と腎盂外への尿溢流を生じ,溢流した感染尿が腎周囲の脂肪組織に炎症をもたらして尿嚢腫が形成され,さらに炎症が後腹膜にも波及して麻痺性イレウスをきたした
©Nankodo Co., Ltd., 2005