必読イレウスの診断から治療まで
機能的イレウス 麻痺性イレウス
村田 聡一郎
1
,
幸田 圭史
,
安田 秀喜
1帝京大学ちば総合医療センター 外科
キーワード:
Clostridium difficile
,
開腹術
,
結腸偽閉塞症
,
Cholinergic Antagonists
,
術後合併症
,
腹膜炎
,
腸閉塞-偽性
,
腸炎-偽膜性
Keyword:
Colonic Pseudo-Obstruction
,
Enterocolitis, Pseudomembranous
,
Intestinal Pseudo-Obstruction
,
Laparotomy
,
Peritonitis
,
Postoperative Complications
,
Clostridium difficile
,
Cholinergic Antagonists
pp.279-283
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012149347
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
機能的イレウスは、腸管の狭窄や閉塞をきたす器質的病変がないのに腸管内容の通過が障害された状態をいい、小腸・大腸いずれにも起こりうる病態である。麻痺性イレウスは腸管の運動が麻痺することで生じるイレウスであり、機能的イレウスの大半を占める。麻痺性イレウスは術後イレウス・薬剤性・感染性のものがあり、保存的な治療で軽快するものが多いが、病態によっては外科的な治療を要することがある。
©Nankodo Co., Ltd., 2012