発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005130156
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42歳男.頸部腫瘤を主訴に受診した.両側頸部に多数のリンパ節腫大を認め,生検により小細胞癌のリンパ節転移と診断,原発巣検索を行った.縦隔に多数のリンパ節転移,肝臓にも多発転移を生じていることから4期の進展型肺小細胞癌と臨床診断した.患者は知能障害があり治療に対する理解が困難なこと,また治療による危険性も考えて無治療での経過観察とし,初診後約3ヵ月で死亡した.剖検を行い,膵原発小細胞癌と診断した
©Nankodo Co., Ltd., 2005