発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005074316
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非小細胞癌では臨床病期II B,小細胞癌ではI B期までが手術治療の適応がある.臨床病期III A,III Bの非小細胞癌では限られた症例で手術治療が行われる.全身状態・呼吸機能からも手術適応が規定される.標準治療法は肺葉切除・同側肺門・縦隔リンパ節郭清である.全身状態・呼吸機能不良例では胸腔鏡による縮小手術が選択される場合がある.胸腔鏡下に肺葉切除を行う場合もある.出血・エアーリーク・感染症・気管支断端瘻などの術中術後合併症に注意する.臨床病期I A期の5年生存率は約70%,病理病期の5年生存率は約80%である
©Nankodo Co., Ltd., 2005