発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005074317
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III期非小細胞肺癌の術前補助療法の有用性は未確立である.III期に手術が有用であるかも現在検討中である(Intergroup trial 0139).1995年のメタアナリシスで,cisplatinベースの術後補助化学療法は5年生存率を5%改善したが有意ではなかった(p=0.08).しかし最近,I~II期の早期肺癌に対して,cisplatinベース(IALT),UFt(JLCRG),cisplatin+vinorelbine(JBR.10)や,carboplatin+paclitaxel(CALGB)の術後補助化学療法は有意な延命効果をもたらした.現在,術後化学療法のレジメンおよび術前補助治療との比較が研究されている
©Nankodo Co., Ltd., 2005