発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005061239
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肝内結石症の成因はいまだ不明であるが,肝内のコレステロールおよび胆汁酸代謝異常,慢性的な胆汁うっ滞,胆道感染,血行障害などの関与が考えられている.肝内結石症の治療方針はビリルビンカルシウム結石とコレステロール結石で異なり,前者では胆管狭窄部を含む系統的肝切除が適応となり,後者では経皮経肝胆道鏡(PTCS)などによる切石が基本方針である.この治療方針に基づいた肝内結石症170例の治療成績からこの方針の妥当性が証明された
©Nankodo Co., Ltd., 2005