発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002188965
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77歳女.インスリン非依存型糖尿病の経過観察中に咳嗽及び四肢の筋力低下が出現し,問診でインフルエンザを疑われ入院となった.pravastatin投与中は肝腎機能障害なくCPKも基準値内であった.入院2日前には全服薬を中止したが,入院後はpravastatin,NFEL以外の投薬は続行した.入院後も発熱が持続し,入院第5病日にはCPKが上昇したが,入院第19病日には改善し,筋力低下も消失した.入院第16病日にインフルエンザA型シドニーが高値となり,viral myositisの合併を疑い右大腿四頭筋生検を施行した.その結果,壊死,再生線維,細胞浸潤はなく,筋線維の大小不同があり,横紋筋融解症が疑われたが,その後も元気に暮らしている
©Nankodo Co., Ltd., 2002