発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005291096
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25歳男.誘因なく出現した右下腿の腫脹と疼痛が増悪し,体動不能となった.診察及び検査により,原因は不明であるが,横紋筋融解症による腎不全,及び右下腿コンパートメント症候群と診断された.減圧目的で右下腿筋膜切開術を行い,同部腫脹が強いため開放創とした.ICU入室後,持続的血液濾過透析と利尿剤投与を行ったが無尿状態であり,血液透析(HD)に変更したところ黒褐色尿の排尿がみられた.尿量の増加に伴いCr値は改善し,右下腿創部の閉創後はリハビリを開始した.リハビリ継続目的で転院となり,退院時の生化学的検査値は全て正常化していた
©Nankodo Co., Ltd., 2005