臨床室
リバース型人工肩関節を用いた再置換術の1例
荻本 晋作
1
,
鶴田 敏幸
1鶴田整形外科
キーワード:
X線診断
,
X線透視検査
,
肩関節
,
関節可動域
,
筋疾患
,
再手術
,
三角筋
,
術後合併症
,
X線CT
,
挙上(力学)
,
人工肩関節
,
肩関節全置換術
,
回旋筋腱板断裂関節症
Keyword:
Arthroplasty, Replacement, Shoulder
,
Shoulder Prosthesis
,
Rotator Cuff Tear Arthropathy
,
Fluoroscopy
,
Muscular Diseases
,
Radiography
,
Postoperative Complications
,
Shoulder Joint
,
Reoperation
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Range of Motion, Articular
,
Lifting
,
Deltoid Muscle
pp.981-984
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017392533
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76歳男性。2009年に他医にて左肩腱板修復術を施行され、2011年に上腕骨骨頭壊死をきたしたため人工肩関節全置換術(TSA)を施行した。その後は4年間の保存的治療を受けたものの、左肩痛および挙上困難が持続したため当院へ紹介となった。臨床経過および単純X線、CT、MRI所見より、Seebauer分類Type IIBの腱板断裂性関節症にTSAが施行された後、三角筋皮下断裂をきたしたと判断し、リバース型人工肩関節を用いた再置換術および三角筋修復術を行った。術後19ヵ月経過で疼痛は消失し、自動挙上は150°、JOAスコアは術前の16点から術後69点へ改善した。
©Nankodo Co., Ltd., 2017