臨床室
関節リウマチに伴った環軸椎後方脱臼に対し整復固定術を行った1例
佐々本 丈嗣
1
,
川口 真史
,
織田 悠吾
,
川原 範夫
1金沢医科大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
環軸関節
,
関節リウマチ
,
呼吸不全
,
骨ねじ
,
MRI
,
脊椎固定術
,
脊椎損傷
,
脱臼
,
X線CT
,
椎弓切除術
,
外科的減圧
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Bone Screws
,
Atlanto-Axial Joint
,
Joint Dislocations
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Laminectomy
,
Radiography
,
Respiratory Insufficiency
,
Spinal Fusion
,
Spinal Injuries
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Decompression, Surgical
pp.967-971
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017392530
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64歳女性。20年前より関節リウマチ(RA)に対する内服加療中であった。今回、四肢脱力、しびれ、歩行困難、呼吸障害を主訴に受診となった。頸椎単純X線およびCT、MRI所見より、RAに伴った環軸椎後方脱臼と診断され、観血的脱臼整復および後方除圧固定術を施行した。術後は脊髄の圧迫が解除され、術後3ヵ月で四肢筋力や呼吸状態などの症状が改善、術後6ヵ月で環軸関節の良好な骨癒合が得られた。
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