経験と考察
80歳以上の高齢者環軸椎亜脱臼に対する上位頸椎固定術の手術成績
勢理客 久
1
,
金城 英雄
,
比嘉 勝一郎
,
六角 高祥
,
金谷 文則
1琉球大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
頸椎
,
MRI
,
術後合併症
,
脊椎固定術
,
X線CT
,
治療成績
,
80歳以上高齢者
,
手術時間
,
環軸椎不安定性
,
骨癒合(骨折治癒以外)
Keyword:
Aged, 80 and over
,
Cervical Vertebrae
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiography
,
Postoperative Complications
,
Spinal Fusion
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Treatment Outcome
,
Operative Time
pp.607-610
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017388791
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80歳以上の高齢者環軸椎亜脱臼に対して上位頸椎固定術を行った10例(男性7例、女性3例、平均年齢82.8歳)の手術成績について検討した。その結果、術後早期に肺癌死した1例を除く9例中8例で、骨癒合が得られていた。JOAスコアは術前平均8.6点が術後平均12.7点に改善し、平均改善率は45%であった。Nurick分類では4段階改善が1例、3段階改善が1例、2段階改善が3例、1段階改善が3例、改善なしが1例であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2017