整形手術手技
陳旧性骨性槌指に対する縫合糸スーチャーアンカーを用いた治療
鈴木 智士
1
,
坂野 裕昭
,
勝村 哲
,
岡崎 敦
,
馬場 紀行
,
齋藤 知行
1平塚共済病院 整形外科・手外科センター診療部
キーワード:
X線診断
,
外固定器
,
関節可動域
,
関節固定術
,
骨ワイヤー
,
手指関節
,
手指外傷
,
スポーツ障害
,
縫合糸
,
スーチャーアンカー
,
亜脱臼
,
指節骨骨折
Keyword:
Arthrodesis
,
Bone Wires
,
Athletic Injuries
,
Finger Injuries
,
Finger Joint
,
Radiography
,
Sutures
,
Range of Motion, Articular
,
External Fixators
,
Suture Anchors
pp.550-553
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017277059
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DIP関節掌側亜脱臼を伴う陳旧性骨性槌指に対してJugger Knot Soft Anchor(以下Jugger Knot)を用いた治療を行い良好な結果が得られた症例を報告した。本法はJugger Knot挿入時に慎重な操作を要するが、アンカーとなる糸球の固定部位を工夫することで強固な固定性が得られるため、手技に慣れれば局所麻酔下の外来手術も可能であり、骨片の小さな陳旧性骨性槌指においても良好な骨癒合が期待できる有用な方法と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2017