発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016165677
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当センターで頸椎X線像撮影を行ったDown症児73例を対象に、上位頸椎不安定性の有無と経時的な変化について検討した。撮影回数は平均2.2回で、撮影時年齢は平均5歳7ヵ月であった。その結果、経過中、環・軸椎不安定性を示したのは13例(17.8%)、頭頸部不安定性を示したのは52例(71.2%)、両者の合併は9例(12.3%)であった。脊柱管径は成長に伴って増大したが、頭頸部~上位頸椎の不安定性については有意な変化を認めなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016