発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002079292
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環軸関節亜脱臼に対して移植骨の脱転および圧潰,さらに偽関節や整復位損失といった合併症を生じない工夫をし,後方椎弓間鋼線固定術であるBrooks法を行った8例について検討した.対象は男性2例,女性6例で手術時年齢は31~70歳であったが,整復位骨癒合が得られたのは8例中5例であり,残りの3例のうち1例は偽関節となり,1例は6mm,もう一例は4mmの整復位損失が発生した.しかしながら,Brooks法は移植骨の脱転が起こりにくく,後療法が守られた症例には良好な骨癒合が得られており,そのことからも安定した術式であると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001