整形手術手技
経皮的内視鏡下椎弓切除術の初期経験
橋本 整
1
,
中島 健一郎
1八潮中央総合病院 整形外科
キーワード:
脊柱管狭窄
,
椎弓切除術
,
内視鏡法
,
黄色靱帯
,
治療成績
Keyword:
Endoscopy
,
Laminectomy
,
Spinal Stenosis
,
Treatment Outcome
,
Ligamentum Flavum
pp.347-349
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014223459
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腰部脊柱管狭窄症に対して経皮的内視鏡下椎弓切除(PEL)を行った初期10例を報告した。手術は経皮的内視鏡下髄核摘出術を100例以上経験した日本整形外科学会脊椎内視鏡下手術技術認定医単一術者による執刀であり、片側根症状に対する片側経皮的内視鏡下開窓術であった。対象は35~70歳、男9例、女1例であり、手術高位はL3/L4が1例、L4/L5が7例、L5/S1が2例であった。7例は術後経過が良好であったが、腰痛が改善せず固定術を追加した症例、膀胱直腸障害が生じ再手術となった症例、一過性の前脛骨筋麻痺が出現した症例を各1例ずつ認めた。PELは従来の開窓術や内視鏡下椎弓切除術に比べてピンポイントの除圧であるため、ピットフォールが存在する。
©Nankodo Co., Ltd., 2014