臨床室
Bosworth型足関節脱臼骨折の1例
崎村 幸一郎
1
,
中原 信一
,
太田 真悟
,
衛藤 正雄
1済生会長崎病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
内固定法
,
骨板
,
足関節
,
X線CT
,
足首損傷
,
三次元イメージング
,
脱臼骨折
Keyword:
Fracture Dislocation
,
Ankle Joint
,
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Ankle Injuries
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.339-341
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014223456
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65歳男。左足関節の腫脹・疼痛・変形を主訴とした。左足関節を捻って受傷した。単純X線像で左足関節外果・内果・後果に骨折を認め、距骨は後外側に転位していた。3次元CTでは腓骨が腓骨切痕の後方に転位していたためBosworth型足関節脱臼骨折と診断し、緊急観血的整復固定術を行った。腓骨の骨片間と前脛腓靱帯の裂離骨片をスクリューで固定し、ロッキングプレートを腓骨の外側に設置して固定し、後果骨片は1/3円プレートを用いてバットレスプレート固定を行い、内果骨片はスクリュー固定を行った。術後4週で全荷重歩行を許可し、16ヵ月後の最終観察時には関節可動域制限は認めず、痛みなく復職し良好な機能回復が得られていた。
©Nankodo Co., Ltd., 2014