経験と考察
フックプレートを用いた新鮮骨性槌指の治療経験
金井 朋毅
1
,
小泉 雅裕
,
大塚 寛
,
荒井 勝光
,
祖父江 展
,
高橋 祐成
1新潟県立中央病院 整形外科
キーワード:
関節可動域
,
内固定法
,
骨板
,
手指外傷
,
治療成績
Keyword:
Bone Plates
,
Finger Injuries
,
Fracture Fixation, Internal
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
pp.1255-1259
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014009489
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新鮮骨性槌指に対しフックプレートによる固定法を行った6例の治療成績について検討した。全例男性で、年齢は平均33歳であった。2フックプレートを使用した1例で術後1週にプレート回転転位が生じたことから、以後はKirschner鋼線を使用した仮固定と4フックプレートに変更した。その結果、術後3ヵ月時点のDIP関節平均ROMは伸展-7.5°、屈曲66.7°、Crawfordの評価ではgoodが3例、fairが3例、蟹江らの評価では優3例、良3例であった。術後合併症として爪変形6例、プレートの転位1例、創離開1例が認められた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013