発行日 2007年7月1日
Published Date 2007/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007261006
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上腕骨近位端骨折に対するプレート固定の治療成績を報告した。対象は、独自作製のSuture & Screw Plate(S-S plate)を用いて観血的治療を行い、6ヵ月以上のフォローアップができた上腕骨近位端骨折35例35肩(男性12例、女性23例・平均年齢69.8歳)で、骨折型はNeer分類2parts 24肩、3parts 10肩、4parts 1肩であった。術後6ヵ月時点で偽関節1肩を認めたが、他の34肩はすべて骨癒合を確認した。JOAスコア(70点満点)は平均58.3点で、60点以上のexcellentが19肩(54%)、50点以上のgoodが12肩(34%)と良好な成績であった。項目別の平均値は疼痛が26.7点、ADLが8.8点、可動域(ROM)が22.8点であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007