経験と考察
上腕骨小頭骨折の手術成績
園淵 和明
1
,
信田 進吾
,
佐藤 克巳
,
八田 卓久
1東北労災病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
上腕骨骨折
,
X線CT
,
治療成績
Keyword:
Humeral Fractures
,
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
pp.509-513
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013257548
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対象は2006年4月~2011年3月の10例(男3例、女7例、平均年齢49歳)で、骨折型はGrantham分類のtype2Aが2例、type2Bが3例、type2Cが1例、type3Bが3例、type3Cが1例であった。術後経過観察期間は平均21ヵ月であった。9例にHerbertスクリューを用いた観血的骨接合術を行い全例骨癒合が得られた。残りの1例は滑車骨片のみ骨接合を行い粉砕した小頭骨片を摘出し、軽度の外反動揺性を残した。最終経過観察時の肘関節可動域は屈曲平均130.5°、伸展平均-16.5°、JOAスコアは平均91.4点であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013