発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012080898
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19歳男性。右股関節弾発現象および弾発に伴う疼痛を主訴に初診となった。単純X線およびCT、3D-CTを行ったところ右恥骨前枝骨幹部にカリフラワー状の骨性腫瘤像が認められ、症状は弾発を繰り返すとともに疼痛が増強し、スポーツ活動や日常生活に支障を来した。そのため、腫瘤摘出術を施行した結果、病理組織学的に恥骨部に発生した外骨腫で、術直後より弾発現象は改善した。以後、約半年経過でアメリカンフットボールに復帰し、術後2年現在、再発はみられていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2011