臨床室
衝突性外骨腫および有痛性三角骨を内視鏡下同時切除した1例
長瀬 寅
1
,
立石 智彦
,
清水 禎則
,
山賀 美芽
,
本杉 直哉
,
中川 照彦
1同愛記念病院 整形外科関節鏡・スポーツセンター
キーワード:
外骨症
,
関節可動域
,
関節鏡法
,
距骨
,
スポーツ障害
,
足関節
,
X線CT
,
関節痛
,
三次元イメージング
,
骨痛
Keyword:
Ankle Joint
,
Arthroscopy
,
Athletic Injuries
,
Exostoses
,
Talus
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Range of Motion, Articular
,
Arthralgia
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.1169-1172
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2015009311
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18歳男。バスケットボール練習中に左足でジャンプした際に左足関節痛が出現した。X線像および3-D CTにて、左脛骨前外側・距骨前方にScranton分類type IIIの衝突性外骨腫を、距骨後方に三角骨を認めた。有痛性三角骨の急性期の症状が保存的治療に抵抗性であることを契機に、衝突性外骨腫の慢性症状についても相対的な手術適応として説明したところ、内視鏡下同時切除術を行うこととなった。手術体位を側臥位に保持したまま、股関節外旋位・膝関節伸展位で足関節前方ポータルより衝突性外骨腫を切除、さらに股関節内旋位・膝関節屈曲位として足関節後外側ポータルより三角骨を切除でき、術後経過は良好で術後4ヵ月でバスケットボールに復帰した。
©Nankodo Co., Ltd., 2014