発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012048006
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大腿骨頸部骨折の治療として、2009年にモノブロックシステム人工骨頭置換術(BHA)を施行した12症例(平均年齢82.8歳、平均BMI 19.89kg/m2)と、2010年にモジュラーネックBHAを施行した10症例(平均年齢78.8歳、平均BMI 22.23kg/m2)を対象にX線計測を行い、患側の健側に対するオフセット差、脚長差を比較した。その結果、モノブロック群では平均脚長差が+7.9mm、平均オフセット差が-1.67mmと、再現された骨頭中心はやや分散していた。モジュラー群では平均脚長差が+1.5mm、平均オフセット差が+1.25mmと、健側に近似した値が得られ、骨折前の股関節の生理的骨頭中心をほぼ正確に再現することができた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011