発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012048007
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過去10年間に観血的治療を施行したピロン骨折17症例(平均年齢49.4歳、男性14例、女性3例)の治療成績を検討した。受傷機転は転落・転倒が9例、交通事故4例、側方からの重量物による圧挫損傷が2例、スポーツ外傷が2例であった。術前の軟部組織の評価では、Tscherne分類のgrade 0~1が9例、grade 2が3例、grade 3が2例であった。手術はプレートあるいはスクリューを単独または併用した観血的骨接合術を施行し、平均経過観察期間は3.8年であった。OvadiaのX線学的評価ではgood11例、fair5例、poor1例、主観的評価ではexcellentもしくはgood11例、fair4例、poor2例、客観的評価ではexcellentもしくはgood10例、fair4例、poor3例であった。合併症は感染2例、骨癒合不全5例であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2011