発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010118221
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腰部脊柱管狭窄症(LCS)を総合的に評価するZurich claudication questionnaire(ZCQ)を日本に導入するため、日本語翻訳版作成を行った。まず、翻訳者と臨床医が日本語翻訳案を作成し、逆翻訳版を原作者(Dr.Stucki)に確認して最終案とした。作成した最終翻訳案の文章表現や質問内容の妥当性を検討するため、個別面談方式による患者調査を実施した。対象LCS患者は5名(男3名・女2名・平均72.4歳)、平均回答時間は13.4分で、ほとんどが質問表の質問内容および回答肢の意味について理解していた。翻訳および患者面談の過程で検討した諸項目とその内容を紹介し、言語的妥当性の担保された確定日本語版ZCQを提示した。
©Nankodo Co., Ltd., 2010