発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007149739
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60歳男性。患者は作業中に約3mの高さから転落後、両膝痛が出現し、同日、著者らの施設へ受診となった。初診時、両膝関節に腫脹と膝蓋跳動を認め、単純X線では両膝蓋骨の高度な粉砕と著明な転位を伴う骨折を認めた。以上より、両膝蓋骨粉砕骨折と診断し、両側同時に観血的整復固定術を施行した。術後2週よりROM訓練を開始し、荷重は4週で許可した。現在、術後1年6ヵ月経過で、両膝関節のROMは0~120°と軽度の屈曲制限を認めるものの、骨癒合は良好、疼痛なく歩行可能で、ADLに支障はない。
©Nankodo Co., Ltd., 2007