発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007095251
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67歳男。両側下腿外側に疼痛を認めた。両側とも片脚立位不可で、徒手筋力テスト(MMT)は前脛骨筋(TA)・長母趾伸筋(EHL)共に両側0、股関節外転は3であった。また、深部腱反射では膝蓋腱反射、アキレス腱反射にて左右差なく、排尿因難などの膀胱直腸障害は認めなかった。画像検査所見よりL4/L5椎間板ヘルニアによる両側性下垂足と診断し、手術を施行した。L4/L5の両側開窓術を行い、左側L5神経根腹側に脱出したヘルニアを認め、これを取り除き両側L5神経根を除圧した。術直後より筋力は改善し、術後1週で歩行可能となり、術後2週のMMTでTA、EHLは共に3、股関節外転は4となり、術後3ヵ月には全てMMT 5となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2006