発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007085014
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指節間(IP)関節に痛みのない女性151例を若年群(20~39歳)59例および中高年群(40~79歳)92例と、IP関節の痛みを主訴とする症候性変形性関節症患者65例(40~78歳;OA群)に分けて、IP関節の橈尺偏位角度を比較した。示指の遠位指節間(DIP)関節は若年群に比べ中高年群で、中高年群に比べOA群で有意に尺側偏位していた。一方、環指と小指のDIP関節は若年群に比べ中高年群で、中高年群に比べOA群で有意に橈側偏位していた。DIP関節を伸展位に保持しつつ橈尺偏位を矯正するような保存的治療が症候性変形性DIP関節症に有効である可能性が示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2007