発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007038002
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1995~2000年に千葉労災病院を腰痛・下肢痛で受診した患者のうち、MRIでヘルニアを確認され、その後造影MRIを施行された81例を対象に、造影MRI所見と臨床経過との関連について検討した。造影MRI横断像でヘルニア周囲が全周性に造影された36例をtype I群、ヘルニア周囲が一部造影された27例をtype II群、ヘルニア周囲がまったく造影されなかった18例をtype III群とし、初診からMRI撮像までの期間、MRI撮像から造影MRI撮像までの期間、初診時JOAスコア、施行された治療法などを群間比較した。結果、治療法にのみ有意差が認められ、type I群で保存的治療の割合が高く、type III群で手術的治療の割合が高かった。
©Nankodo Co., Ltd., 2006