発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006169690
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PCA型セメントレス人工股関節全置換術を行なった変形性股関節症患者48例61股関節(男性6例,女性42例,手術時平均年齢57.2歳)の長期成績について検討した.その結果,1)平均13.3年の経過観察期間で,JOAスコアは術前48.2点が81.3点と良好な成績を維持していた.2)カップ側の再置換例は11関節(18%)で,累積生存率は13年までは80%であったが,15年で68%まで低下し,主にポリエチレンの摩耗による骨頭の変位やカップ周囲の骨溶解が原因であった.3)ステム側の再置換例は4関節で,13年の累積生存率は94%と高かった.4)ステムの83.6%はbone-ingrowthし固定性良好で,ストレスシールディング(SS)は83.6%で認め,観察期間が長いほどSSのgradeが高かった
©Nankodo Co., Ltd., 2006