発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006091349
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
15歳男.左膝関節痛を主訴とし,疼痛による歩行障害および可動域制限を認めた.単純X線,CT,MRI各所見より,脛骨近位部で後十字靱帯付着部近傍の骨腫瘍を疑った.Leeds-Keio靱帯再建術用のコアーリーマを用いて骨トンネルを作成し,X線透視下に可及的に腫瘍の掻爬摘出を行った.腫瘍は病理組織所見にて軟骨芽細胞腫と診断した.骨欠損部に人工骨(β-リン酸三カルシウム)を充填し,自家骨正常組織部分を骨栓とした.術後経過は良好で,歩行障害は消失し,術後9ヵ月現在,再発は認めない
©Nankodo Co., Ltd., 2005