発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006091336
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結節性筋膜炎症例9例(男性5例,女性4例;年齢16~71歳)を対象に,異なる病期のMRIの所見について後方的に検討した.経過観察期間は24~60ヵ月(平均37ヵ月)である.発生部位の内訳は,大腿5例,下腿3例,手掌1例で,病変は1例が80mm大の膜状で,8例が20mm以下の類円形であった.MRIのT1強調画像は筋肉と比較して低-等輝度で,T2強調画像は発症74週後で撮像した1例を除き境界明瞭な高輝度であった.ガドリニウム造影効果は,症状出現12週後までの病変では認めたが,20週以後では認めなかった.T2強調画像において,高輝度から低輝度への移行時期は明確ではなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2005