発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005202418
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
3椎間以上の頸椎前方除圧固定術を行った18例(男性10例,女性8例;平均年齢55.8歳)を対象に,中期成績について検討を行った.なお,術後経過観察期間は平均7ヵ月4ヵ月である.その結果,臨床症状は,全例で骨融合を認め,平均改善率は61.0%で,手指は術後3ヵ月以内に回復し,握力の回復は術後3ヵ月以降であった.自覚症状は頸部痛を3例に認めたが,日常生活の支障は軽度であった.画像では,固定上位椎間の骨棘形成および固定下位椎間で椎間の狭小化を高率に認めた.合併症は,一過性のC5麻痺1例,食道穿孔(再手術)1例を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2005