発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005190831
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初回手術後,1年以上の経過観察を行った腹壁外デスモイド腫瘍20例の手術成績および局所再発に影響を及ぼす因子を検討した.再発率は55%(11例)で,再発までの期間は平均15ヵ月であった.40歳未満,女性は有意に再発率が高かったが,手術術式,腫瘍の局在,大きさには有意差がなかった.再発後の腫瘍は術前と同等,あるいは術前よりも増大するものもあった.切除縁が陰性になるような拡大的切除を試みるよりも,機能を温存した切除術の選択,内分泌療法などの補助療法の可能性を検討すべきと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2005