変形性膝関節症の診断と治療
手術的治療 人工関節置換術 UKA Medial and lateral unicompartmental knee arthroplastyの適応・手技と短期成績
真柴 賛
1
,
森 正樹
,
山本 哲司
1香川大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
脛骨
,
骨壊死
,
骨切り術
,
MRI
,
術後合併症
,
大腿骨
,
治療成績
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
,
大腿脛骨角
Keyword:
Femur
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteonecrosis
,
Osteotomy
,
Radiography
,
Postoperative Complications
,
Tibia
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Osteoarthritis, Knee
pp.155-160
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015264379
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Medial and lateral unicompartmental knee arthroplasty(MLUKA)の適応・手技と短期成績について検討した。MLUKAを施行し、術後1年以上の経過観察が可能であった29例30膝を対象とした。JOAスコアは57→89点に改善した。術前ROM(屈曲/伸展)は、-6°/134°→-1°/139°に改善し、6膝が術後正座可能であった。最終調査時17膝が140°以上の深屈曲が可能となった。FTAは、174.5→175.2°と変化はなかったが、5膝においては10°以上のアライメント矯正を行った。部品設置角は概ね良好で、特に側面における内外側の部品間のずれは少なかった。初期には正面像における内外側の脛骨部品間のずれ角が歪を超えた症例を経験したが、設置不良に起因する問題は生じなかった。合併症は、術後6ヵ月を超える関節腫脹の遷延を2膝、スクリュー固定を要した内側の脛骨部品下骨折が1膝に認められた。
©Nankodo Co., Ltd., 2015