発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013026101
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外反膝で外側進入法に脛骨粗面骨切り術(TTO)を併用して人工膝関節全置換術(TKA)を行った13例14膝(男性4例、女性9例:平均年齢66.4歳)を対象に、治療成績について検討した。術後観察期間は平均77.1ヵ月である。最終調査時の膝関節屈曲角度は改善し、術後自動伸展不全は認めなかった。JOAスコアは改善し、立位femoro-tibial angle(FTA)の矯正を認めた。骨切り部は平均10.4週で全例で骨癒合を得た。偽関節、感染、骨切り部の転位や骨折は認めなかった。外反膝のTKAで外側進入法にTTOを併用した手術法は、内側伸展機構の温存が可能で有効性があると思われた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012