特集 人工膝関節置換術のインプラントと術式の選択
人工膝関節全置換術の術式選択 人工膝関節全置換術における軟部組織バランスとその調整
日野 和典
1
,
忽那 辰彦
,
渡森 一光
,
石丸 泰光
,
木下 智文
,
三浦 裕正
1愛媛大学 大学院医学系研究科整形外科学
キーワード:
関節可動域
,
関節不安定症
,
脛骨
,
骨切り術
,
術後合併症
,
大腿骨
,
リスク
,
アルゴリズム
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
,
軟部組織
,
コンピュータ支援手術
,
アラインメント
Keyword:
Algorithms
,
Femur
,
Joint Instability
,
Postoperative Complications
,
Osteotomy
,
Risk
,
Tibia
,
Range of Motion, Articular
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Osteoarthritis, Knee
,
Surgery, Computer-Assisted
pp.320-329
発行日 2019年3月19日
Published Date 2019/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019161960
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これまでの研究手法では全可動域を通した軟部組織バランスの評価に課題が残り、TKAの機能を最大限に導く軟部組織バランスの基準は依然不明なままである。近年、評価ツールの広がりとともに全可動域を通した解析が可能となり、内側安定性獲得と良好な成績が関連するとの報告がなされている。本稿では、筆者らが実践している正確な骨切りと全可動域を通した内側安定性獲得を優先した、flexion firstでの軟部組織バランス調整法の基本的な考え方と手技上のポイントを概説した。
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