発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249793
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人工膝関節(TKA)の際に得られた脛骨切除標本44膝を対象に,脛骨コンポーネント(内外側対称型)の骨切り面外側の被覆率について検討した.総被覆率は平均96.9%で,前方部は平均96.4%,中央部は98.4%,後方部は96.6%であった.各サイズの前方部の被覆率はX-smallが平均66.3%,その他のサイズでは95%以上であった.中央部の被覆率はX-smallが85%未満,その他のサイズではほぼ100%であった.後方部の平均被覆率はX-smallが86%,smallが96%,medium,largeはほぼ100%であった.総被覆率はX-smallが78.8%,smallは96.8%,mediumは100.5%,largeは100.9%であった.又,タイプによる分類は,脛骨コンポーネントが骨切り面より全体に大きいタイプが7膝,コンポーネントが骨切り面より全体に小さいタイプが14膝,コンポーネントの外側が一部骨からはみ出し,かつ骨も前外方でコンポーネントからはみ出ているタイプが9膝,コンポーネントが外側にはみ出し前方では被覆がわるいタイプが14膝であった
©Nankodo Co., Ltd., 2005